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ヴィッキー・マイロン 出版社:早川書房 価格: ¥ 1,600
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可愛い猫の話は星ひとつぶんだけ。
可愛い猫の話は最初の数ページだけで後は殆んど著者自身と家族の病気の話でした。猫好きには肩透かしされたようです。
いい勉強になりました。 猫大好き |
内容は半分著書の半人生なので評価は下がる
様々な書評から見るとデューイの話が詰まっている1冊に思うのですが、
半分は著者であるヴィッキーに起きた人生の困難話が占めます。
アメリカの図書館だから図書館で猫が飼うことが可能だったような書評も多いですが、
この本を読むと1988年のアメリカだから許可が下り現在では不可能だったろうとヴィッキーも語っています。
デューイの名前がデューイ図書十進分類法にちなんでいることや、
開館中利用者との関係で絵本の読み聞かせにデューイが参加していたことや、
目録カードからパソコン導入になった時など、
図書館で働く司書ならではの内輪話は同じ司書だと具体化し易かった。
図書館と猫好きならどびつきたくなる1冊だけど、ヴィッキーの半生に興味を抱けないと私みたいに評価が満点とはいかない。
naonao-703 |
猫好きにはたまらん
私は猫も犬も好きな人間ですが、働く犬ってなんかどこか「奉仕」のイメージがあるのですが、働く猫って「生き方としてそれを選択している」みたく見えますよね(まあ、見えるだけなのでしょうけど)。
デューイはまさにそんな猫で、自分の運命を受け入れ、図書館で自分が何をすべきかを自分で考えて動いているように見えます。ときに失敗したりするけども、そこが猫好きにはぐっと来るところですね。
ちょっと的外れかも知れませんが、私は黒澤映画の「生きる」を連想しました。
猫本といえば女性読者が中心となるのでしょうが、これはぜひ男性諸氏に読んで欲しいと思います。
ジャック・バウバウアー |
素晴らしいねこ
人びとのひざに乗って昼寝をするデューイ。本棚の上からみんなを見下ろすデューイ。大好きなおもちゃで遊んでもらうデューイ。朗読会の輪にくわわるデューイ。いろんなデューイの姿が心に残って、実際にデューイと会ってきたような気持ちになりました。ねこらしいマイペースな一面もあれど、図書館の広報係として来館者との交流を立派にこなしており、本当に魅力的なねこちゃんだったことがわかります。この素晴らしいねこと著者がめぐりあったことは、まさに運命だったと思わずにいられません。 ポンチ |
特別に愛された猫の物語?
一見どこにでもありそうな、拾われた赤ちゃん猫の、
18年に渡る生涯を描いた、猫の一生の物語なのですが、
この猫は、著者ヴィッキーにとって家族となったばかりか、
スペンサーという町の人々にも、特別な猫になったのです。
その経緯が、延々と語られた物語と言ってもいいでしょう。
なにしろデューイは、特別に愛された猫なのですから。
いったいどのような猫で、どのように愛されたのか?
それはこの本に、たっぷりと具体的に書いてあるので、
興味がある方は、直接読んでいただければいいのですが、
特に猫好きでもない僕が、最後まで一気に読み終えたのは、
これが猫を通して、人生を確認した物語だったからです。
作者はデューイを描きながら、実は自分を描いている。
産まれて間もなく捨てられた、ひとりぼっちの猫が、
けなげに人に愛情を示し、自らをも愛するように求める。
それが生きる術だとすれば、自分はどうなのかと考える。
ヴィッキーは、結婚に失敗したシングルマザーだけど、
さらには兄弟を癌や自殺でなくしながら、それを受け入れ、
母の生き様に習って、人生を前向きに生き続けた女性です。
そんなひとりの女性と一匹の猫の、信頼と生涯の物語で、
デューイはヴィッキーの家族であり、最愛の友でもある。
僕は自分が自由気ままに生きているので、ペットは苦手で、
人間とペットの依存関係には、閉口する感覚も少しあります。
だけど、人間よりも短い生涯を生きるペットを愛するとは、
その生涯を見ることで、人生そのものを見るのかも知れない。
そんなことを考えさせられる本でした。 イソップ |
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