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兵頭 二十八 出版社:PHP研究所 価格: ¥ 893
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日本人にとっての「流行本」
>孫武(生没年不詳)という人物が、『孫子』の作者なのだ、
>と『史記』には紹介されています。が、本書をお読みになれば
>ご納得いただけますように、「孫子」を名乗ったり伝えようとした
>軍事遊説家は、戦国時代の前後、何十人もいたのだと考えた方
>がよいでしょう。そして、それらの「孫子」は、いつしか継ぎ合わされ、
>連接されて1冊の権威にまで大成したのです。その間、多数の無名の
>編集者が介在し、工夫をこらしたにちがいありません。
(はしがき P6〜P7から一部抜粋)
「孫子」は、数十人いた!というのは私にとって非常に説得力の
ある指摘でした。
筆者は「想像を絶した古代から届けられた、無数の軍事/政治思想
の断片的な化石の標本集」を驚くべき手際で「新訳」しています。
非常に平易かつコンパクトにまとめられた、良書です。
多分小学生が読んでもかなりの部分が把握できるのではないでしょうか。
「孫子いわく」に続き「兵頭いわく」という構成の妙にも注目です。
(兵頭氏もまた太古の「編集者」諸氏に連なる資格十二分かと。)
人間というものに対する優れた洞察がここにあります。
そういえば数年前、かの国の主席が某国大統領に「孫子」の英語版・中国語版
を贈呈したとか。顛末は私は存じ上げませんが、この「兵頭版」に匹敵する出来
だったか、どうか。
それにしても日本人は「死地」を見失って久しいですね、、、
「死地」とはそもそも何ぞや?と思った方はぜひ本書を読まれることを
オススメします。
正直・ひとこと |
これは大傑作
そもそも漢文の勉強をするわけではないのだから、原文など不要なのである。あっても正しく意味が取れないから訳してもらうのである。
と言っても、この本は超訳などという、いい加減なものではなく、現代の軍学者が己の知識と熱意をフルに注入して書き上げた珠玉の作品なのだ。この面白さをどう伝えていいか...とにかく手にとって読んでもらうしかない。エンターテイメントとしても超一流の本なのだ。
複数いたらしい「孫子」たちが、数千年後にやっと自分たちの意図が通じたかと、目頭をウルウルさせている様子が目に浮かぶ。
1,000円出して、お釣りがくる。新書なので、片手で読める。一度読み出したら止まらない。これを読まずして何を読む?? 大元帥閣下 |
兵頭流軍学の滴を舐めよ
「孫子」の訳本は奈良・平安の時代から明治・大正・昭和・平成の御代まで、それこそ数多の解釈が世に問われてきました。そもそも「孫子」とは孫武が軍事を戦略論、戦術論、リーダーシップ論などに分けて総合的に論じたもの。その内容が現代にも通じるのは、人の本質は古代から何も変わらないからです。『古代ローマ人の軍事制度』を著したヴェゲティウスの思想が、マキャヴェリなどの西欧軍事思想家に大きな影響を与えたように、東洋で「孫子」は軍事思想の基礎となってきました。近代日本では西洋化の影響で19世紀の戦略家カール・フォン・クラウゼヴィッツの「戦争論」が「孫子」よりもてはやされた時代がありましたが、敗戦後は再び「孫子」への評価が高まったといっても良いでしょう。多くの企業家が高度成長期の時代に、自らの指針を得るために愛読されたことも記憶に新しいところです。
しかし、ポスト冷戦期を迎えている現在、企業家向けの「孫子」よりも、国益に適う「孫子」の読み方を時代は求めていました。そこに我が国唯一の軍学者兵頭二十八が「孫子」を新たな切り口で我々に問うてくれました。国益とは何かを考えながら是非読んで欲しい作品です。
お薦めします。 孔子(FDR) |
古典のエキスが脳内に染みわたってゆく
本著は「孫子」(兵頭集註)です。「ナメるように読む」本です。同時に「ナメるように読める」本です。とにかくわかりやすい内容です。本文、「兵頭いわく」は目からウロコ満載で、これまでの訳書はなんだったんだろう?と思ってしまうほどです。数千年の時を超えて生き残った古典のエキスが脳内に染みわたってゆく快感を、あなたも味わえることでしょう。 おき軍事 |
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