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師走 トオル 出版社:富士見書房 価格: ¥ 693
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必殺技には制限かリスクが付き物、なんだけどなー
ドラゴンマガジンに掲載されていたアレスとクラウディアの幼少時代を描いた短編と、書き下ろしの本編とが半分半分と言う感じ。前巻で示唆されていたクラウディアの策、ジェレイドの策が明らかになる巻。それにより状況が一変し、さらにジェレイドがある重大な可能性に考えが及ぶと言う締めくくりで、相変わらず次巻への期待を持たせる終わり方です。
しかし、毎度のことながら、他が現実的な攻防を繰り広げる中、無制限に使える人外の力をフル活用してたった1人で状況を一変させてしまうアレス、と言う構図がやたら白けさせます。1巻ではまだそれ程でもありませんでしたが、2巻、4巻、5巻(3巻は短編集なので)と毎回同じような展開が続き、そのどれもが「アレスは凄い」という描写がやたら露骨なのでいい加減うんざりしてきました。もう少ししつこくない描写にはできないんでしょうか。 ひとこぶキャメル |
面白くなっては来たけれど
本来、憎まれ役であるはずの卑劣漢の方に感情移入してしまった……
主人公が鬼のようなチートキャラで、ライバルもそれに対抗するようにチートキャラってんじゃ、脇役はたまらんわ。
この作品で、名もなき兵士達の鍛錬や努力や真っ当な戦術って、どういう位置づけなんでしょう。
ガンダムが歩兵を蹴散らして城壁を破壊してるのを見たらこんな気分になるのかもしれません。
頼むからチートキャラ同士だけで殴り合っててください。
あと、作者がアルスラーン戦記を読んだ事は良く判りました。
一応書いておくと、作品自体は、ラノベ平均よりは面白いと思います。作者も頑張っておられますし。
思うに、余りにも突っ込みどころが多すぎるんでしょうね。 七翅野 |
決定的な溝
制度を変えない限り貴族が農民を虐げる構図は変わらないということを理解せずただ現在の混乱を止めることだけを考えるアレスとクラウディア、農民の地位向上のためにさらなる混乱を起こそうとするジェレイド、今回距離が縮まったことで両者の溝はいっそう深くなったように感じます。ジェレイドにしても最終的な落としどころを語っていないので現在を乗り切ること以上のことを考えているのか?という疑問がわく。
ここからの成長が物語のテーマの一つなのだろうが、それには多くの犠牲が必要だろう。
アスト |
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