凛子、チャンスだったのに!
『おまもりひまり(2) 乙女ちっくロイヤリティ』です。
今回は、優人の夏休みの里帰りで野井原でのエピソードです。ざしきわらしは登場しますが、リズは登場しません。
ゲストキャラが、犬、というか狼っ娘の銀子。
ストーリーは、優人と銀子が絡むことにより、緋鞠とすれ違い……というもの。ノベライズ作者の得意とするストーリー展開です。
都会の喧騒を離れた自然のゆったり感と、祭りを出すなどしての田舎の描写はノスタルジーを感じさせるもので良かったのですが、心理描写が物足りないというか、優人が銀子を放っておけない、それを見て緋鞠が苛立つ、などといったそれぞれのキャラの心理の動きの理由付けがやや弱いので、感情移入がしにくく、展開が作者に誘導されている感がやや強かったのが惜しいです。最後にはフラグという物語の展開も、完全にではないけどほとんど先が読めてしまいますので。
話としてはいい話なので、より説得力があればもっと良かったのですが。そういう意味では、ストーリーとしても見所のあった一巻よりは、若干評価は落ちます。
ただ、このシリーズは、ストーリーよりもアレなシーンが主な楽しみどころではないでしょうか。
イラストではアレな場面というのはほとんど描くのは不可能なのですが、文字媒体である小説だからこそ、かなり突っ込んだシーンもあります。
あとがきに基準がほのめかされていましたが、下はソフトに、上は……
これ以上はネタバレなので自粛しますが、凛子のシーンは良かったです。巨乳作家ではありますが、貧乳である凛子もよく描けていました。
ミーミルの泉 |